AND... 30女の次の一手

日々気になったコトまとめ。女性が働くということ/たまにジャニごと(主にKinKi)

同年代の田口くんに思うこと

田口くんとは

ジャニーズファンの私が、田口淳之介くんのインタビュー記事を読んでみた。

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KinKiヲタの私はもちろんKAT-TUNのことを知っているが、正直「光一さんの専属バックダンサーとして発足した」ということ以外あまり知らない。(どちらかというと、いつも光一さんがブッ込んでごめんなさいという気まずさを持っていた) とはいえ、個々人の印象はなんとなく持っていた中、唯一よく分からなかったのは田口くんだった。穏やかに見えて実はかなり意志が強いひとなのかなと勝手に思っていた。

 

田口くんが脱退すると発表した日*1KAT-TUNファンの皆さんがツイッター上で茫然自失になり、「なんで?なんで?」と戸惑っていたことを覚えている。自分の好きなジャニーズタレントが「当然のご報告ですが…」と話し出す時は大体結婚の話しだ*2。一定の年齢になると、結婚を覚悟するジャニヲタも多いと思う。本題に入る前にそんな前置きから始まったから「あぁいよいよか…」と思ったら、思いもよらない発表。今見ても心臓がバクバクする。

 

インタビュー記事

そんな田口くんが脱退してから1年が経った。KAT-TUNはメンバーが3人になり、充電期間に入った。そんな中、4/5にソロとしてメジャーデビューする、とインタビューを受けた記事*3。率直に「あぁ彼も普通の30代なんだ」という印象を受けた。

「単純にソロでやりたいから、という理由で辞めたわけではありません」

「(ジャニーズ事務所に留まってソロ活動をするという選択は)自分がそんなに選べる立場でもない」

「20歳でデビューして10年間、大きいグループでの活動を経て、1つの自分の区切りでもあったのかな。」

「自分の生き方と、会社に所属する人間としての葛藤があったのは確か。自分は組織とは違う別の方向に行く決意をしたというのが、辞めることにつながったのかな。」

一般的な会社に置き換えると…

●●という大手企業に入って、花形であるA部門Bチームに配属。そこではやりがいもあったし、チームのメンバーとも切磋琢磨しあってきた。でも入社して10年。自分なりのノウハウなり表現方法が少しずつ確立してきた中で感じる違和感・葛藤。もちろんメンバーがキライになった訳でも、会社がキライになった訳でもなく、自分に焦ったり、自分に期待を持ったんじゃないだろうか。ここでよくある会社であれば、異動の相談をしたり、転職先を探してから会社を辞めると思うけど、田口くんはフリーランスになった感じでしょうか。

いや、勝手な妄想だけどね、なんか分かるような気がする。こんな「葛藤」という普通の感覚がありながらも、

  • やめるタイミングが悪かった(デビュー10周年のおめでたい年*4に脱退。)
  • 背負っているものの大きさが普通じゃない。(約17万人*5の理想を背負っている)
  • 前の会社・前のチーム(=KAT-TUNメンバー)に対する感謝や誠意があまり感じられない

ことから、世間からは「わがまま」「勝手」「がっかりした」と言われている。特にまずかったのは、

「休止を決めたことは、もちろん僕も実際ノータッチで、3人が選んだことだと思う。」

これはアカンやつ。最もデリケートな部分をデリケート人が、デリカシーがない発言をしてしまっている。もちろんインタビュー記事なので、言葉の編集・雰囲気等々あるから鵜呑みにはしないけど、配慮は必要だった。

そう。どうやら田口くんは不器用な人柄だったようだ。

 

辞めるタイミングを考慮できないほど当時は切羽詰まった状態だったのかもしれない。そして、今も自分のことでいっぱいいっぱいだという彼。ただせめて、配慮の心だけは少し片隅に持っていてほしい。脱退を決断した当時は29歳。まさに人生の選択に悩む年頃。彼のこの決断が彼にとっていいものになりますように、と願うと同時に、KAT-TUNが更にパワーアップして活躍する時を楽しみにしています。

私もこれから転職なり異動なり決める時は、「立つ鳥跡を濁さず」まではいかないにしろ、せめてもの配慮に気をつけたい。

*1:2015年11月24日

*2:イノッチはコンサート会場で報告。太一くんはFC先行で郵送報告

*3:元KAT-TUN田口淳之介ソロ活動で再出発語った (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

*4:ジャニーズはデビュー後10年単位でお祝い&プッシュされる傾向がある

*5:通算ファンクラブ登録名義なので現在の人数とは違う。参考値。